私のおじいさんから、「介護脱毛」について質問を受けました。脱毛に関わるお仕事をしているのに初めて聞く言葉でした。。。どうやら、介護されることを見越して予めアンダーヘアを処理することのようです。「脱毛おすすめ.jp」でご紹介するべきか迷いましたが、2035年には3人のうち1人が65歳という「高齢社会」を迎えるという背景もあり、総合脱毛サイトとして取り上げるべきと思いました。介護脱毛について基本的な知識を始め、メリットやデメリット、実際に始めるために知っておきたいこと、おすすめの脱毛サロンやクリニックをご紹介します。
目次
介護脱毛とは?
介護脱毛とは、将来の介護を見据え、アンダーヘアを脱毛することです。脱毛することでデリケートゾーンを清潔に保て、皮膚の炎症を防げることから性別を問わず注目されています。 また、介護する側からしてもメリットは大きく、家族や介護士の負担を減らせるための有効な手だてとも言われています。2035年には3人のうち1人が65歳という「高齢社会」を迎えるとされている背景を受けて「介護脱毛」の需要が高まっています。介護脱毛はどこまでを脱毛すること?
介護脱毛とはアンダーヘアを脱毛することです。男性の場合は両ワキ、胸毛、背中なども対象になります。介護脱毛は必ずしもアンダーヘアだけとは限らず「介護に備えて脱毛すること」という広義な意味でも使われることを知っておきましょう。脱毛調査員
ちなみに、脱毛業界ではアンダーヘアを脱毛することを「VIO脱毛」と呼びます。Vはビキニライン、Iラインは陰部周辺、Oラインは肛門周辺を指しており、デリケートゾーンをまとめて「VIO」と表しています。 VIOラインを無毛状態にすることを「ハイジニーナ」と呼ぶこともあります。英語で「清潔、衛生的」という意味の「Hygiene」の造語です。VIO脱毛もハイジニーナも同じ意味として使用されていますので覚えておきましょう。
介護脱毛をするメリット
介護脱毛をするメリットは、炎症や感染症の予防、排泄物の処理が容易、ニオイの抑制の3つです。介護脱毛は介護される側だけでなく、介護する側にもメリットが多いことが特徴です。炎症や感染症の予防につながる
介護脱毛をすると肌の炎症や感染症の予防が可能です。 この理由に、アンダーヘアを脱毛することでデリケートゾーンが清潔に保てるということがあります。とくに、排泄後はアンダーヘアに汚物が付着し続け、オムツによって蒸すことから細菌が繁殖しやすくなります。炎症の原因になるアンダーヘアがないことで肌トラブルを防げるのです。排泄物の処理が楽になる
介護脱毛をすることで排泄後の拭き取りが容易になります。 汚物処理はアンダーヘアがあると拭き取りや取り除きに時間を要するため、介護する側にとっては大きな負担です。しかし、脱毛していれば短時間で清潔に出来るため、負担軽減につながります。ニオイが抑制できる
介護脱毛は不快なニオイの低減につながります。 介護する側にとってオムツ取り替え時や入浴時の陰部のニオイは負担です。このニオイの元になるのがアンダーヘアに付着した汚物です。これらは肌トラブルの原因であると同時に、不快なニオイも生じるため脱毛が有効なのです。介護脱毛のデメリット
介護脱毛のデメリットについても理解しておきましょう。介護脱毛には、元に戻せない、人目が気になる、そして脱毛の施術を受けるという3つのデメリットがあります。元に戻せない
デリケートゾーンを脱毛すると元には戻せません。 脱毛は「脱毛サロン」もしくは「クリニック(医療脱毛)」のいずれかですることになりますが、どちらも半永久的な脱毛効果があるため、脱毛すると元の状態に戻ることはないと考えて下さい。人目が気になる
デリケートゾーンを無毛の状態にすると温泉など公共の場で人目が気になる可能性があります。 日本ではデリケートゾーンの脱毛はまだまだ一般的ではないため、周囲からの目線が気になるかもしれません。入浴施設などで裸になる機会が多い人は注意したいデメリットです。 脱毛するには脱毛サロンまたはクリニックで他人に施術してもらう必要があります。 施術に伴って恥ずかしい思いをしたり、半年以上の期間をかけて通う必要があることも負担です。もちろん、脱毛にはコストもかかるので経済的な負担もあります。実際に介護脱毛をする前に知っておきたいこと
では、介護脱毛を始める前に具体的に知っておきたいこと見てみましょう。脱毛を始めるタイミング
介護脱毛を始めるのは40歳代のうちが理想です。 この理由に50歳を過ぎると白髪が増えることがあります。そもそも脱毛は黒色のメラニン色素に光やレーザーを照射し毛根細胞を破壊する仕組みです。つまり、黒色の色素細胞がないことには効果が得られません。このことから毛が黒い40歳代のうちに脱毛するのが理想とされています。脱毛をする場所
脱毛サロンまたはクリニック(医療機関)です。 脱毛サロンは、施術時の痛みが少なく価格が安い反面、脱毛完了までに1年以上の時間がかかるという特徴があります。クリニックとは異なり医師が在籍していないため、トラブル時に弱いという側面もあります。 クリニックは、医療用レーザー脱毛機を使用するため痛みが強く、サロンよりも割高です。一方で、半年程度で完了し、脱毛効果が高いことが特徴です。また、医師が常駐しているので、万が一肌トラブルが起きても料金内で対応してくれます。 脱毛サロンとクリニックには「脱毛方式の違い」だけでなく、アフターケアなどのサービス内容も異なることを知っておきましょう。脱毛にかかる回数や期間
脱毛が完了するまでは、脱毛サロンやクリニックによる違いを始め、毛量や毛質、毛が生えるサイクル(毛周期)など様々な条件によって変動します。 脱毛サロンでVIO脱毛をする場合、1年から2年、通う回数は12回から18回ほどかかります。クリニックの場合は5ヶ月から1年、5回から8回の施術が必要とされています。脱毛にかかる費用の相場
VIO脱毛の相場は10万円程度です。 VIO脱毛の料金は脱毛サロンやクリニックによって異なります。例えば、VIO脱毛専門の脱毛サロン「プリート」では、99,800円/5回(スピードプレミアムハイジニーナ脱毛コース)。リゼクリニックでは、99,800円/5回(VIO脱毛5回コース)。湘南美容クリニックでは、58,000円/6回(VIO脱毛回数コース)です。 【関連記事】VIO脱毛の相場ってどれくらい?脱毛を始める前にするべきこと
脱毛サロンまたはクリニックで無料カウンセリングを受けましょう。 脱毛を始めるには必ず「無料カウンセリング」を受ける必要があります。予め、どの脱毛サロンまたはクリニックが良いかを絞り込んだうえで、比較するためにも最低2社のカウンセリングを受けることをおすすめします。 【関連記事】脱毛サロンで無理な勧誘にあった場合の対処法介護脱毛に関するQ&A
介護脱毛に関するよくある質問をまとめました。介護脱毛が増えた背景は?
介護脱毛が増えた主な理由は「介護への備え」や「エチケット意識の高まり」とされています。 将来、家族や介護士に迷惑をかけたくないという思いから、少しでも周囲の負担を減らそうと考える人が増えているのです。また、若い世代を中心にしてエチケットとしての脱毛や、不快感の抑制、衛生上の配慮からアンダーヘアを脱毛することが流行していることも影響しています。介護脱毛に保険は適用されるの?
いいえ、保険適用外です。 介護脱毛と聞くと「医療行為」と誤って解釈してしまう人がいますが、脱毛はあくまでも美容行為のひとつのため保険は使えません。介護脱毛は男性も対象ですか?
はい、男性も対象です。 アンダーヘアの脱毛は女性が主流と思われがちですが、近年では男性の脱毛も当たり前になっています。衛生的であることやムダ毛のお手入れが楽になること、さらには異性への印象向上などの理由で20代から30代の男女を中心にして脱毛は広まりつつあります。介護脱毛も例外ではなく男女を問わないのです。40代のうちに脱毛しないとどうなる?
脱毛の効果が減少します。 個人差がありますが、40代を超えると白髪が増えてくるため脱毛の効果を得づらくなります。また、大半が白髪になってしまってから脱毛するとなると「ニードル脱毛(針脱毛)」でしか対応できなくなります。ニードル脱毛は強烈な痛みを伴うため苦痛に耐える必要があります。白髪が多いけど介護脱毛は出来ますか?
はい、出来ます。 ただし、ニードル脱毛に限られます。ニードル脱毛は毛穴ひとつひとつに針を刺して電流を流すことで毛根を破壊する方法で、白髪でも確実に脱毛可能です。しかし、痛みが強く高額なためおすすめ出来ません。毛が黒いうちに脱毛サロンやクリニックで脱毛することをおすすめします。脱毛サロンとクリニックどちらがいいですか?
クリニックをおすすめします。 理由として医師によるサポートが受けられることやVIO脱毛だけのコースがあるためです。また、クリニックは脱毛の効果が高く、短期間で終わることや麻酔が使用できることも強みです。脱毛サロンやクリニック選びは「予算、時間、痛み、アフターケア」などを重視して比較すると良いでしょう。介護脱毛を経験した人の声
ここでは、脱毛おすすめ.jpが介護脱毛について独自取材をした「介護される側の人の声」と「介護する側の人の声」をご紹介します。介護される側の声
【50代前半女性】 将来、子供たちにお世話になることを考えました。子供たちの負担を少しでも和らげたくて脱毛しました。最初は脱毛をすることに抵抗がありましたが、カウンセリングの際に、ここ数年で介護脱毛は増加傾向にあると聞いて少し安心しました。私の場合、若い子ばかりの脱毛サロンよりも、多少ないし同年代がいそうなクリニックを選びました。【40代後半女性】 私の場合、介護脱毛という感覚ではなく、娘と一緒に契約すれば安くなるということから脱毛サロンに通いました。全身脱毛でVIOを含んだプランだったので、全身のムダ毛がなくなったのでスッキリです。あまり将来の不安は考えないようにしていますが、他人様に下の世話で迷惑はかけられないので、若いうちに綺麗にしておいて正解だと思います。
【50代後半男性】 海外赴任が長かったのでアンダーヘアの脱毛はごく普通のことだと思っていました。(実際に同僚も脱毛済み)とくに抵抗はなく、男性専用クリニックで脱毛しました。恐らく、将来誰かに世話をしてもらう時がくる訳ですから「備え」という意識が強かったです。介護脱毛という言葉を聞いた時は違和感がありましたが、介護する側/される側の双方が楽になることは良いことではないでしょうか。
介護する側の声
【30代男性・介護士】 仕事柄、これまで多くの方の排泄処理をしてきました。やはり、アンダーヘアがあるとないでは処理の負担が全然違います。高齢になるほど、ひとたび皮膚の炎症が起こると治りにくく大変です。オムツを必要とする方や入浴が出来ない方は、いかに排泄後の処理で綺麗に出来るかが重要なため、アンダーヘアがないことは有利に働きます。 介護脱毛に関しては、ご家族からの相談も受ける機会が増えましたが、無理に脱毛を強要したり、不安を煽って脱毛をさせるような風潮にはならないでほしいですね。あくまでも、本人の意思で決めてもらいたいです。介護脱毛におすすめの脱毛サロン
介護脱毛をするのにおすすめの脱毛サロンとクリニックをご紹介します。料金だけでなく、効果や痛み、通いやすさ、アフターケアなど総合的な評価をするようにしてくださいね。ディオーネの基本情報
総合評価 評価 4.0
プリートの基本情報
総合評価 評価 3.5
介護脱毛におすすめのクリニック
リゼクリニックの基本情報
総合評価 評価 4.0
湘南美容クリニックの基本情報
総合評価 評価 3.5